旭化成は、ケミカル・繊維・エレクトロニクス・医薬品・住宅など幅広く事業を展開している総合化学メーカーです。
身近なところで言うと、サランラップやziplockも旭化成の商品です。
有名なヘーベルハウスも実は旭化成だったりします。
堅そうな名前だけど意外と身近な会社なんだな〜と実感しますね。
今回はそんな旭化成の財務分析をカンタンに解説します!
なまけねこは日本株70銘柄に分散投資していて、旭化成も持ってるよ〜!
旭化成の株は買う価値があるの?
買う価値があっても割高な時には買いたくない!
というあなたの投資判断の一助になれば幸いです。
この記事はこんな方にオススメ!
- 旭化成の株を買うべきか迷っている方
- 旭化成の株が割安なのか知りたい方
- 配当金投資に興味がある方
- 旭化成は株主にやさしい?
- 配当利回り
- 一株配当
- 配当性向
- 自社株買い
- 旭化成は買う価値のある会社?
- 売上高
- 営業利益
- 営業利益率
- 営業活動によるCF(キャッシュフロー)
- EPS(一株当たり当期純利益)
- 自己資本比率
- 現金等
- 今の旭化成の株価は割安?
- PER(株価収益率)
- ROE(自己資本利益率)
- ROA(総資産利益率)
- まとめ:結局どうなん?
以下の情報はIRバンクを参考にしています。
旭化成は株主にやさしい?
配当利回りは1〜4%程度、高配当というほどでもありませんが安くなった時に手に入れたい銘柄ですね。
個人的には配当利回り3.5%以上で高配当、2.5%以上で投資候補に入れます。
なまけねこはだいたい3%前後になると安い!と思って買ってるよ
お〜!綺麗な増配傾向ですね!
なまけねこは長期で保有して半永久的に配当金をもらいたいので、増配傾向のある銘柄は大好物です!!!
配当性向は30%前後を目安にしています。60%を超えると要注意!
配当性向はだいたい30%くらい、2021年は急激に上がって59%となっています。
もし配当性向50%以上が何年も連続で続くようでは少し心配になりますね。
今のところはそれほど不安視しなくても大丈夫かなと思います。
自社株買いも毎年ちょこちょこ行っているようですね。
自社株買いをされた銘柄は株価が上がる傾向があります。
旭化成は買う価値のある会社?
会社が提供したすべての売上が営業収益です。(無形のモノやサービスの売上を含む)対して、営業収益のうち有形のモノの売上を売上高と言います。
お〜!!ほぼ右肩上がりですね。
多少の増減はあるものの、年間2兆円以上の売上とはおそろしいほどの大企業ですね!
事業も多角的に行なっており、何本も収益の柱があるのは安心感がありますね。
ん〜営業利益は伸び悩んでいるようです。
旭化成はホワイトで高給と聞いたことがあるので、人件費がかさむのでしょうか…(※推測)
とはいえ、年間1000億円程度の営業利益があるというのは素晴らしいですね。
営業利益の額を売上高で割ったものが営業利益率です。業種によっても異なりますが、一般的に営業利益率が10%以上あれば優良企業と見ていいと思います。
営業利益率は4〜9%とブレはあるものの、優良企業といっても過言ではないでしょう。
CFは”お金の流れ”です。ある特定の期間でどれだけお金が出て行って、どれだけ入ってきたかを示しています。実際にモノやサービスを販売してから売上金をもらうまで時差が生じので、営業活動によるCFの赤字が続くと売上はあるのに倒産する場合があります。
営業活動によるCFは毎年大黒字!
突然倒産するような心配は必要なさそうです。
EPSは2023年にマイ転していますね。
というのも、今までと会計上の区分を変更したことで電池事業の子会社で1850億円の減損損失を出し、最終的に全社として1050億円の赤字を出しました。
しかし、これまでと変わったわけではなく、会計上の評価方法を変更しただけであり、2024年以降の減価償却費を前払いしただけとも言えます。
(なんなら電池事業は追い風の状況らしい)
最近旭化成の株が安すぎる!!と思っていたのですが、確実にこれが原因ですね。
一株あたりの利益が減ると、利益の一部で株主に還元されてた分がなくなる=減配・無配リスクが考えられます。
が、旭化成の場合は心配いらないと判断しています。
会社の資本のうち、人に返す必要のない自分のお金でどれだけまかなえているかということを示しています。
目安としては30%以上で投資適格、60%を超えると優良企業だと判断しています。
自己資本比率は50%と高いですね!
ほぼ自分の資本で事業をしているので、簡単に潰れることなく安心して投資できます◎
現金が多い”キャッシュリッチ”な企業は不況や会社の売上が良くない時でも耐えることができます。
現金がないと借金して自転車操業になって倒産する恐れがあります。
現金等は年間2500億円。
……2500億⁇
ものすごくキャッシュリッチ企業ですね!
札束ブンブンです。
現金が2500億円もあれば、ちょっと不景気になったところで首が回らなくなるという心配はなさそうです。
今の旭化成の株価は割安?
一般的にはPERが15倍より高ければ割高、15倍より低ければ割安と見なされます。
PERは9倍、思いっきり割安です。
2023年は赤字決算となった影響で株価が安売りされていますが、個人的には買い時だと思ってかき集めています。
一般的にはROEが8~10%より高ければ優良企業だと見なされます。
ROEはおおむね10%程度ですね。(2023年除く)
さすが優良企業!
一般的にはROAが5%以上の場合、優良企業と言われています。
ROAは5%ほどと、こちらの指標でも優良企業と言えそうです。
旭化成か〜聞いたことはあるけど…
と思っていたあなた!
いかがだったでしょうか?
なまけねこの個人的投資評価としては、
今買わずにいつ買うの⁇
というぐらい買い場だと判断しています。
・複数の収益の柱を持っている安心感
・増配傾向&自社株買いに積極的
・売上を順調に伸ばしている
・2023年の赤字決算で株価低迷中(ただし減損損失で簿記上の損失で実際に事業で大赤字を出しているわけではない)
というまさに絵に描いたような素敵な銘柄ということが分かったのではないでしょうか?
ふふふ…
これは良い投資先を見つけてしまいましたね!!
なまけねこ自身も旭化成に投資していますが、改めてIRを見てみて「もっと買い増そう!」と思いました。
興味がでたら、旭化成の株買ってみてね~
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