この記事はで読むことができます。

ラオスの首都・ヴィエンチャンから、世界遺産の街・ルアンパバーンまで行きたい!
…となった時におすすめなのが、2021年に開通したラオス中国鉄道。
わずか2~3時間で二都市を移動できる、旅行者にとってとても便利な移動手段です。
これまで長距離バスや飛行機に頼っていたルートが、快適でスピーディーにアクセスできるようになり、ラオス観光が断然しやすくなりました!
とはいえ、まだ新しい鉄道なので情報が少ない…。
「どうやって予約するの?」「料金はいくら?」「当日はどんな流れで乗車するの?」といった疑問を持つ人も多いはず。
この記事では、2025年12月にラオス中国鉄道を利用した経験をもとに、ラオス中国鉄道の予約方法から料金、当日の乗車手順までをまとめました。

ビエンチャン~ルアンパバーン間をどうやって移動しよう?
と考えているなら、事前に記事を見ていけばお役に立てるはず!
☟この記事を読めば以下のことがわかります。
- ラオス中国鉄道のメリット・デメリット
- ラオス中国鉄道の予約方法
- ラオス中国鉄道の当日の乗車方法
Profile
☟クリックしたら気になる項目にひとっとび
2025年12月に訪問した実体験をもとに記載しています。最新情報と異なる場合がありましたら申し訳ありません。為替レートは1円=140ラオスキープで換算しています。
はじめに:ラオス中国鉄道とは?

ラオス中国鉄道は、ラオスの首都ヴィエンチャンと中国国境のボーテンを結ぶ約422kmの鉄道路線で、2021年12月に開業しました。
中国が推進する「一帯一路」構想の一環として建設された国際鉄道で、ラオスと中国を結ぶ重要なインフラです。
ラオス国内ではこれまで鉄道がほとんどなく、道路交通が主流でした。
そのため、ラオス中国鉄道はまさに「交通革命」と呼ばれています。
ヴィエンチャン〜ルアンパバーン間は約2〜3時間で移動でき、観光や経済に大きな影響を与えています。
- 営業距離:約420km(ヴィエンチャン〜ボーテン間)
- 最高速度:旅客列車で160km/h
- 駅数:ヴィエンチャン駅、バンビエン駅、ルアンパバーン駅など主要観光地を含む10駅
- 移動時間の大幅短縮:ヴィエンチャンからルアンパバーンまで約3時間で到着。従来のバス移動(約8〜10時間)に比べて圧倒的に早い。
- 快適さと安全性:車内は冷房完備で座席も広く、道路の渋滞や事故リスクを避けられる。
- 観光の利便性向上:バンビエンやルアンパバーンなど人気観光地へのアクセスが容易に。時間に正確なので旅行プランが立てやすい。
- 予約の難しさ:オンライン予約はまだ整備途上。3日前の6時半から予約開始だが、チケットがすぐ売り切れてしまうことも。外国人旅行者は駅窓口や旅行代理店を利用する必要がある。
- 料金の不透明さ:外国人料金が高めに設定されるケースがあり、現地住民より割高になることも。
- 料金が高い:ミニバンなど従来の手段と比較すると鉄道の方が値段が高いです。また、安い2等車が売り切れることが多くビジネスだと飛行機と同じくらいの値段になります。
- 事前予約が必要:前日までに売り切れる場合が多く、当日予約は難しいです。
旅行者にとっては関係が薄いですが、鉄道の建設費の多くを中国が負担しており、それによりラオスの債務増加や「一帯一路」依存への懸念が指摘されている…というような社会的課題もあります。
ラオス中国鉄道の料金と座席クラス

ラオス中国鉄道の料金は座席クラスによって異なり、ヴィエンチャン〜ルアンパバーン間ではおおよそ2等席で約4,000円前後、1等席やビジネスクラスはそれ以上になります。
2等席(Second)
- 2等席(Second Class)
- 一番利用者が多い一般席。
- 座席は横5列(3+2配列)、ややコンパクト。
- 料金が安く、コスト重視の旅行者に人気。
- 1等席(First Class)
- 座席は横4列(2+2配列)でゆったり。
- 座席間隔が広く、リクライニングも可能。
- 料金は2等席より高め。
- ビジネスクラス(Business Class)
- 座席は横3列(2+1配列)、非常に広く快適。
- 車内サービスも充実。
- 観光客や長距離移動で快適さを重視する人向け。
- 2等席:約4,000円前後(2025年8月時点で4,053円との体験談あり)
- 1等席:おおよそ5,000〜6,000円程度
- ビジネスクラス:さらに高額で、7,000円以上になることも
※料金は為替や販売サイトによって変動するため、最新情報を確認するのがおすすめです。
| 座席クラス | 配列 | 快適さ | 料金目安(ヴィエンチャン〜ルアンパバーン) |
|---|---|---|---|
| 2等席 | 3+2 | 標準的 | 約4,000円前後 |
| 1等席 | 2+2 | ゆったり | 約5,000〜6,000円 |
| ビジネス | 2+1 | 非常に快適 | 約7,000円以上 |
- 外国人料金が割高になるケースがある。
- 予約サイトによって価格差がある(例:12goでは2等席が約4,053円)。
- 現地窓口で購入すると安い場合もあるが、混雑や売り切れリスクあり。
ラオス中国鉄道のチケット予約方法

- 公式予約サイトの使い方
- 現地窓口での購入方法
- 旅行代理店やアプリを利用する場合
ヴィエンチャン〜ルアンパバーン間は約3時間前後で到着し、ラオス中国鉄道は1日数本運行しています。
出発時間は午前・午後に分かれており、利用者は事前に最新の時刻表を確認する必要があります。
- ヴィエンチャン〜ルアンパバーン 約3時間〜3時間半。従来のバス移動(約8〜10時間)に比べて大幅に短縮。
- ヴィエンチャン〜バンビエン 約1時間半〜2時間。観光地へのアクセスが格段に便利。
- ルアンパバーン〜ボーテン(中国国境) 約4時間半〜5時間。国際鉄道として中国雲南省方面へ接続可能。
- ヴィエンチャン発 → ルアンパバーン行き
- 午前便:8:00〜9:00頃発
- 午後便:13:30頃発(例:ヴィエンチャン13:30発 → ルアンパバーン15:29着)
- ルアンパバーン発 → ヴィエンチャン行き
- 午前便:9:00〜10:00頃発
- 午後便:16:00〜17:00頃発
- 運行本数:1日あたり数本(観光需要に合わせて増減あり)
| 区間 | 所要時間 | 運行本数 | 出発時間の目安 |
|---|---|---|---|
| ヴィエンチャン〜ルアンパバーン | 約3〜3.5時間 | 1日2〜3本 | 午前・午後 |
| ヴィエンチャン〜バンビエン | 約1.5〜2時間 | 1日数本 | 午前・午後 |
| ルアンパバーン〜ボーテン | 約4.5〜5時間 | 1日数本 | 午前・午後 |
- 最新の時刻表を必ず確認:公式サイトや駅窓口で最新情報をチェック。
- 混雑期は早めの予約が必須:特に年末年始や観光シーズンはチケットが売り切れやすい。
- 駅には出発の1時間前に到着:荷物検査やチェックインに時間がかかるため。

ラオス中国鉄道の所要時間とスケジュール

- ヴィエンチャン〜ルアンパバーン間の所要時間
- 運行本数と時間帯の目安
- ヴィエンチャン → ルアンパバーン 約3〜3.5時間。従来のバス移動(約8〜10時間)に比べて大幅に短縮。
- ヴィエンチャン → バンビエン 約1.5〜2時間。人気観光地へのアクセスが格段に便利。
- ルアンパバーン → ボーテン(中国国境) 約4.5〜5時間。中国雲南省方面へ接続可能。
- ヴィエンチャン発 → ルアンパバーン行き
- 午前便:8:00〜9:00頃発
- 午後便:13:30頃発(例:ヴィエンチャン13:30発 → ルアンパバーン15:29着)
- ルアンパバーン発 → ヴィエンチャン行き
- 午前便:9:00〜10:00頃発
- 午後便:16:00〜17:00頃発
- 運行本数:1日2〜3本程度(観光需要に合わせて増減あり)
| 区間 | 所要時間 | 運行本数 | 出発時間の目安 |
|---|---|---|---|
| ヴィエンチャン〜ルアンパバーン | 約3〜3.5時間 | 1日2〜3本 | 午前・午後 |
| ヴィエンチャン〜バンビエン | 約1.5〜2時間 | 1日数本 | 午前・午後 |
| ルアンパバーン〜ボーテン | 約4.5〜5時間 | 1日数本 | 午前・午後 |
- 最新の時刻表を必ず確認:公式サイトや駅窓口で最新情報をチェック。
- 混雑期は早めの予約が必須:特に年末年始や観光シーズンは売り切れやすい。
- 駅には出発の30分前に到着:形だけだが一応荷物検査があるのと、時間ぴったりに出発するため。

ラオス中国鉄道の当日の流れ

・出発の 1時間前には駅に到着するのがおすすめ。
・大きな駅(ヴィエンチャン駅、ルアンパバーン駅など)は広いため、余裕を持って行動。
・事前に購入したチケット(紙またはQRコード)を提示。
・身分証(パスポート)が必要になる場合があるので必ず持参。
・空港のような セキュリティチェックあり。
・大きな荷物はX線検査を受ける。液体や危険物は持ち込み不可。
・出発までの時間は待合室で過ごす。
・駅によっては売店や軽食コーナーあり。
・出発の約20〜30分前に改札が開く。
・チケットを提示してホームへ移動。
・座席番号に従って着席。
・車内販売がある場合もあるが、飲み物や軽食は持参すると安心。
・座席はクラスによって広さや快適さが異なる。
・駅に到着したら改札を通過。
・荷物を受け取り、タクシーやバスで市内へ移動。
| ステップ | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 駅到着 | 出発1時間前に到着 | 駅が広いので余裕を持つ |
| チェックイン | チケット・パスポート提示 | 身分証必須 |
| 荷物検査 | X線検査あり | 液体・危険物不可 |
| 待合室 | 出発まで待機 | 売店あり |
| 乗車 | 改札通過→ホームへ | 出発20〜30分前に開始 |
| 車内 | 座席に着席 | 飲み物持参がおすすめ |
| 到着 | 改札通過→市内へ移動 | タクシー・バス利用 |


- 座席は快適:座席はまさに日本の新幹線!超快適です。
- 車内販売や食事事情:カート形式の車内販売もあります。駅のコンビニで買っていくのも〇
- Wi-Fi・電源の有無:2号車でも電源はあります。通信環境はよくなくスマホは繋がりにくいです。

ラオス中国鉄道を使わない場合の代わりの移動手段

バスや
- ヴィエンチャン〜ルアンパバーン:約8〜10時間
- 料金は鉄道より安め(数千円程度)。
- 現地ホテルやツアー会社で申込できる。
- 道路状況によって揺れや遅延がある。
- ヴィエンチャン〜ルアンパバーン:約1時間のフライト。空港に2時間前には着いておこうとすると時間短縮にはならない。
- ラオス航空(Lao Airlines)が運航。よく遅延する。
- 料金は鉄道より高め。1万5,000円くらい。
- 天候による遅延がある場合も。
ラオス空港には2回乗りましたが、2回とも30分~1時間ほど遅延しました。過去のフライトを見ても遅延が多いようです。
| 手段 | 所要時間 | 料金目安 | メリット | デメリット |
|---|---|---|---|---|
| 鉄道 | 約3〜3.5時間 | 約4,000円〜 | 早い・快適 | 便数が少ない |
| バス / ミニバン | 約8〜10時間 | 安い | 節約〇 | 長時間・揺れあり |
| 飛行機 | 約1時間 | 高め | 最速・快適 | 遅延リスクあり |
ラオス観光を楽しむための注意点とQ&A

- 出入国時にWeb申請が必要:日本人はラオス入国にVISAは不要ですが、ラオス入国時・出国時ともに出入国フォームの提出が義務づけられました。(2025年9月~)ラオス出入国管理局HPより申請できます。
- 蚊の対策は万全に:デング熱・日本脳炎のリスクがあるため、できれば長袖・虫除け・屋内の蚊帳が望ましいです。
- 寺院観光の際は服装に気を付けて:寺院観光の際は、肌の露出を抑えた服装が望ましいです。膝・肩が隠れる服装にしましょう。
- 地雷に警戒:未爆発弾(UXO)が残る地域があるため、田舎道や未舗装の場所では立ち入りや不明な金属に触れないでください(観光地では問題なし)。
- 日本人はラオス入国にビザが必要?
- 日本人はラオス入国にビザ不要です。ただし、ラオス出入国時にラオス出入国管理局HPよりパスポート情報などを記載した出入国カードを提出する必要があります。(2025年9月~)空港イミグレでの紙での提出も可能。
- クレジットカードは使える?
- 基本的に現金払いが中心です。大きな店舗やカフェではカードが使える場合もありますが、現金を用意しておくと安心です。
- ラオス旅行には何円分(何キープ分)両替していくと安心?
- 私の場合、2人で2泊3日4,000タイバーツ(約2万円、2,800,000ラオスキープ)分両替してほぼぴったりでした。ラオスキープがあまると困るので少な目に両替して、足りなければ追加…とするのがいいと思います。
- ラオスの治安はどう?
- 主な観光都市(ルアンパバーン、ビエンチャン)は、治安面で不安に感じることはありませんでした。ただし電灯が少ないのと、野良犬がいるので気を付けてください。
- ラオスはGrabなどのタクシー配車アプリ使える?
- ラオスではGrab,Uberは使えません。代わりに”Loca”というタクシー配車アプリが使えます。現地で登録するにはラオスの電話番号が必要なので注意!SIM購入の際は電話番号付きのものをおすすめします。
- ラオス料理は辛い?
- ピり辛くらいです。隣国のタイに比べると辛さは非常にマイルドです。「Not spicy(辛くしないで)」と言えば対応してくれるので、辛いのが苦手な方もご安心を!
- ラオスキープへの両替は日本国内でしていった方がいい?
- 日本国内でもいいですし、ラオスの空港についてからでも問題ありません。特にタイバーツをお持ちの場合は、ラオス国内で両替した方がレートがいいためお得です。(ラオスキープの価値低下とタイバーツの価値上昇を受けて割高なレートに設定されているため)
- ラオスでタイ語は通じる?
- 少し通じます。数字はだいたいタイ語と同じで「20」が違うくらいです。冷たい飲み物は「イェン」、お会計は「チェックビン」です。「こんにちは」「ありがとう」はタイ語とラオ語で違うので注意。
- ラオス語で「こんにちは」「ありがとう」はなに?
- ラオス語で「こんにちは」は「サバイディー」、「ありがとう」は「コプチャイ」です。言うと喜んでくれます。
- ラオスでアメリカドル、タイバーツは使える?
- ツアー会社や空港など、観光客が多い場所ではドル表記・バーツ表記があります。ただし換算レートは割高なのでラオスキープに両替しておく方がよいと思います。
まとめ:ラオス中国鉄道は超おすすめ!


ラオス中国鉄道、断然おすすめです!!!
ラオス中国鉄道は、ヴィエンチャンからルアンパバーンまでをわずか3時間ほどで結ぶ、旅行者にとって革命的な移動手段です。
従来のバスや車では長時間かかっていた道のりが、快適な座席と安定した運行であっという間!
観光の効率・楽さが格段に上がりました。
料金も比較的手頃で、座席クラスを選べば予算や快適さに合わせた旅ができるのがうれしい。
便数が限られているため、事前予約やスケジュール確認が必須なのと予約がめんどくさいのがネックですが、それを差し引いても利用する価値は十分だと思います。
結論として、ラオス中国鉄道は 「早い・快適・便利」三拍子揃った超おすすめの移動手段です。
ラオス旅行を計画するなら、ぜひこの鉄道を利用してビエンチャンとルアンパバーンの2都市を旅してみてください。

ラオス旅行楽しんでね~!
それでは、またね👐
\\\ KlookはeSIM安いからおすすめ!///
\\\ ラオスの電話番号付きがおすすめ! //
もしKlook未登録の場合、こちらのリンクから新規登録してもらえれば500円が必ずもらえます。もしよろしければご活用ください!
☟HOMEに戻る

☟タイの記事まとめ
☟タイ以外の国内・海外旅行の記事まとめ
当HP内の全部の記事をキーワードで検索ができます。
「サファリワールド」「テーマパーク」「穴場」みたいな知りたい情報が検索にひっかかる…かも。

