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夜空いっぱいに舞い上がる無数のランタン。
まるでディズニー映画『ラプンツェル』の名シーンが現実になったような写真を見たことはないでしょうか?
それは、タイ・チェンマイで毎年11月に開催される「コムローイ祭り(イーペン祭り)」です。
2025年に実際にコムローイ祭りに参加してきた体験をもとに、
開催日程・予約方法・料金・注意点・現地の実体験レポートをまとめました。

いつかコムローイ祭り行ってみたいな~!
と考えているなら、事前に記事を見ていけば役立つはず!
次のコムローイ祭りにすぐ参加したくなるかもしれません。
☟この記事を読めば以下のことがわかります。
- タイ・チェンマイのコムローイ祭りの基本情報
- タイ・チェンマイのコムローイ祭りの予約・料金・注意点
- タイ・チェンマイのコムローイ祭りの2025年の様子
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☟クリックしたら気になる項目にひとっとび
2025年10月時点の公式サイト掲載情報です。ご来園される前に念のため公式サイトで料金・時間をご確認ください。為替レートは1バーツ=4.7円で換算しています。
はじめに:コムローイ祭りとは?

タイ北部・チェンマイで毎年開催される「コムローイ祭り」
夜空に無数のランタン(コムローイ)を一斉に放つ幻想的なイベントです。
Khom Loy(コムローイ):タイ語で「空に浮かぶランタン」の意味
- 「Khom(โคม)」=ランプ
- 「Loy(ลอย)」=浮かぶ、流れる
もともとは仏教の伝統行事「イーペン祭り(Yee Peng)」の一部。
煩悩や災いを空へ流し、願いを込めてランタンを飛ばすという宗教的な意味合いがあります。
まるでディズニー映画『ラプンツェル』の名シーンのような光景が広がり、世界中から観光客が訪れる人気の祭りです。
この祭りは、同時期に行われる「ロイクラトン祭り(Loi Krathong)」と混同されがちですが、ロイクラトンが水に灯籠を流すのに対し、コムローイは空にランタンを放つのが特徴です。
特にチェンマイでは、イーペン祭りとロイクラトンが融合し、両方の幻想的な体験ができます。
それがコムローイ祭りなのです。
イーペン祭り(コムローイ祭り)

ローイクラトン祭り(コムローイ祭り)

ややこしいですが、整理するとこんな感じ☟
コムローイ(Khom Loy):イーペン祭りとロイクラトン祭り両方体験できる in チェンマイ
- イーペン祭り(Yee Peng Festival):チェンマイで行われるコムローイの一斉打ち上げイベント
- ロイクラトン祭り(Loi Krathong Festival):水に灯籠を流すタイの全国的な祭り。コムローイと同時期に開催されることが多い
タイの文化と信仰が息づくこの祭りは、ただの観光イベントではなく、心を浄化し、願いを天に届ける神聖な儀式。
その美しさと意味を知ることで、より深く感動できるはずです。
コムローイ開催日程・場所

2025年のチェンマイ・コムローイ祭り(イーペン祭り)は、11月5日(水)11月6日(木)に開催されました。
これはタイの旧暦(陰暦)に基づいており、陰暦12月の満月の夜に行われるため、毎年日付が変わります。
2026年は11月24日(火)と11月25日(水)に主要会場で開催予定です。
- イーペン祭り(Yee Peng Festival):2026年11月24日(火)頃
- ロイクラトン祭り(Loi Krathong Festival):同日または前後1日で開催されることが多い
※正式な日程はチェンマイ市や主催団体からの発表をお待ちください。例年、8月〜9月頃に公式情報が公開されます。
| 会場名 | 特徴 |
|---|---|
| メージョー大学(Mae Jo University) | 一斉ランタン打ち上げのメイン会場。有料チケット制で観光客に人気 |
| ナラピン橋周辺(Nawarat Bridge) | 地元民が多く集まる無料エリア。川沿いで灯籠流しも体験可能 |
| ターペー門(Tha Phae Gate) | パレードや伝統舞踊などの文化イベントが開催される中心地 |
- 有料会場(例:メージョー):安全管理されたエリアで、一斉にランタンを打ち上げる感動体験ができる
- 無料エリア(市内各所):個人でランタンを飛ばすことも可能だが、混雑や安全面に注意が必要

より幻想的な光景が見れるのは有料会場!
以下では、私が行った有料会場について記載します。
コムローイのチケット予約方法と料金

チェンマイ・コムローイ祭りの有料会場でのランタン打ち上げに参加するには、事前にチケット予約が必須です。
当日急に行っても参加できません。
特に外国人向けの観光イベントとして人気が高く、毎年完売するほどの争奪戦になります。
私は2025年11月のコムローイ祭りに参加するのに、5月半ばには「パンダバス」というツアー会社のHPから「コムローイ祭りのチケット+送迎」プランを申し込みました。
コムローイ祭りの有料会場に入場するチケット料金は目安は以下の通りです。
- スタンダード席:約3,500〜4,500バーツ(約14,000〜18,000円)
- VIP席:約5,000〜6,500バーツ(専用エリア・送迎付きなど)
- ※料金にはランタン2個、軽食、送迎などが含まれる場合あり
基本的にツアーで参加すると思うので、チケット料金以上に費用が掛かります。
ツアーなし自分で会場チケットを購入して行くことも可能です。ただし、かなりの山奥で行われるので行き返りタクシー利用では結構厳しいのでは…と思います
私が参加した「パンダバス」のツアーでは
- チェンマイ市内からコムローイ祭りの会場までの往復送迎
- 日本語ガイド
- スタンダードチケット(ランタン2個、夕食バイキング)
- 軍手
- 水1本
- 虫よけ
で1人当たり6,468バーツ(約30,400円)でした。
その他、ホテル1泊と航空券(バンコク-チェンマイ往復)を自分で手配して2人で54,910円
合計2人で115,710円でした。

たっか~~~~!!!!!
って感じでしたが、ホテルと航空券込み込みのツアーだと20万円ほどしたので自分で予約した分少し浮いたかな…。
航空券もすぐなくなるので、できるだけ早めに押さえておくのが吉です!(目安:6~7月)
- 開催日を必ず確認:日程が年によって変動するため、公式発表をチェック
- 送迎の有無:郊外の会場はアクセスが不便なので、送迎付きプランがおすすめ
- 服装規定:仏教行事のため、露出の多い服装はNG。白系の服が推奨されることも
- 天候による変更:雨天時は中止や延期の可能性あり。返金ポリシーを事前に確認
- ツアーの集合・解散場所:集合場所と解散場所で同じか要確認
私が利用した「パンダバス」のツアーでは集合場所と解散場所が違う場所でした。
集合場所近くにホテルを取ったところ、解散場所は歩いて1時間のナイトマーケット…。
コムローイ祭りで世界中から観光客が来ているため、街中はありえないほど混雑しています。
夜22時に解散したはいいものの、ホテルまでのタクシーを見つけるのにかなり苦労しました。

解散場所の近くにホテル取るのがおすすめです!
私が「パンダバス」のツアーで行った場所は、チェンマイ市内から東に車で2時間ほど行った山奥でした。
Google map上で「The CAD Cultural Center Lanna」と表示される場所です。
ツアー会社によって異なるのでご注意ください。
コムローイ実体験レポート

2025年に実際にチェンマイのコムローイ祭りに参加した実体験をご紹介します。
当日の流れがイメージしやすいと思います。
| 時間帯 | 内容 |
|---|---|
| 14:30〜15:00 | ツアー受付(セントラルチェンマイ集合) |
| 15:00~16:30 | バス移動 |
| 16:30〜17:00 | 会場到着・受付・入場 |
| 17:00〜19:00 | 会場内散策・バイキング |
| 19:00〜19:30 | 会場の指定席に移動・待機 |
| 19:30〜20:30 | 仏教儀式・伝統舞踊 |
| 20:30〜21:00 | 一斉ランタン打ち上げ |
| 22:00頃 | ナイトマーケット解散 |
当日の様子はこんな感じでした!
バイキング会場は、チケットの種類によって場所が異なります。
こちらはスタンダードゾーン。

会場に入ると、たくさんのテーブルとタイグルメの屋台が並んでいます。

こんな感じで好きな屋台に並んでもらう方式です。
18時頃になると人気の屋台は並び始めるので、早いうちに炭水化物のメインは並んでおくのがおすすめです。

パンダバスのオレンジバンドとソムタム(パパイヤサラダ)。
全部無料です。
おいてある料理を勝手に取って行って大丈夫です。

揚げ餅とポテト。

カオパット(チャーハン)、チキン、カオソーイ。
ほかにもパッタイなど王道のタイ料理は大半そろっていました。

味も普通に美味しい。
食後のフルーツまで。
時間が経つにつれ会場は混み合ってきて、一品頼むにも行列に並ぶ必要が出てきます。
17時頃にはバイキング会場で食べ始めるのがおすすめです。

バイキング会場内にローイクラトンエリアもあります。

水上にお花を浮かべる灯篭流しです。
おいてある灯篭のろうそくに火をつけてもらい、水に浮かべます。

ランタン打ち上げ前の会場。
プラスチックの椅子の横に、ランタン2個とガスバーナーが設置されています。

かわいい飾りや、クラフトマーケットのエリアもあります。

19時になったら会場へ。
全席指定です。指定された椅子に座って打ち上げを待ちます。

20時半。
いよいよ待ちに待った打ち上げ開始。
数千個のランタンが夜空に舞い上がる光景は、言葉を失うほどの美しさ。
まさに“ラプンツェルの世界”そのものでした。

少しですが花火もあがりました。
花火は打ち上げ最初だけなので、最初のうちは自分が打ち上げるよりも写真撮影がいいと思います。

綺麗すぎる…。けど油断は禁物。
燃え尽きたランタンが落ちてきます。
引火しないように空中キャッチしてください。

帰りの様子。
ツアーに置いて行かれないよう21時頃会場を出ました。


できることならもっといたかった~!
- モバイルバッテリー(写真・動画撮影に必須)
- 虫除けスプレー(屋外なので)
- 羽織もの(夜は冷えることも)
- 白い服(仏教行事にふさわしい服装として推奨)
コムローイ参加時の注意点とQ&A

コムローイ祭りは下調べせずに行くと確実に困ります。

私はあまり調べずに行っててんやわんやでした…
事前準備や注意点を確認しておくことが大切です。
以下によくある疑問と実体験を踏まえた回答をまとめました。
- 服装はどうすればいい?
- 仏教儀式に参加するため、肩や膝の露出を避けた清潔感のある服装が好ましいです。
2025年は服喪期間だったため「白色の服装」とツアー会社から連絡が入っていました。
ヒラヒラと風で揺れる服だと火が燃え移るのでかなり危ないです。
- 雨が降ったらどうなる?
- 小雨なら決行されることもありますが、安全上の理由で中止になる場合もあります。
チケットの返金ポリシーを事前に確認しておくと安心です。
ランタンの打ち上げ中は傘がさせないのでレインコートがおすすめです。
- ランタンは安全なの?
- 会場では専門のスタッフがおり、燃えるや否や走ってきて消化してくれます。
…が、安全性が高いとは言えないです。
正直かなり危険だと感じました。
ランタン灯火中に風で煽られて火がランタン・頭・草に燃え移ったり、落ちてきたランタンのゴミに引火したりしていました。火傷や事故のリスクは十分あります。
- 仏教儀式って参加しないとダメ?
- 強制ではありませんが、ランタン打ち上げの前に座った状態で行われるためほぼ全員が参加します。
静かに参加することが好ましいです。
- コムローイ祭りの日はタクシーつかまる?
- つかまりません。人があふれており、配車アプリ(Grab)どころか流しのタクシー・トゥクトゥクも争奪戦です。ツアーの帰着場所の近くにホテルをとるのが好ましいです。
- コムローイ祭りの日の空港チェックインは何時間前?
- チェンマイーバンコクの国内線でも3時間前には行った方がいいです。国際便だと+1時間早く行くのがいいと思います。チェックイン・預け荷物・手荷物検査すべてで大行列です。
- コムローイ祭りの日は飛行機遅延する?
- ほとんどの便で遅延していました。大行列のため搭乗に間に合わない人が続出します。何度も搭乗できていない人の名前が放送されていました。1~2時間ほど遅延している便が多かったです。
- コムローイ祭りのランタンあげは飛行機から見える?
- チェンマイーバンコク便で8時頃離陸しましたが見えませんでした。ランタンは見えなかったのですが、遠くの山の方で花火があがっているのは見えました。
- コムローイ祭りは何時スタート?ツアーは何時解散?
- ランタン打ち上げ前の宗教儀式・舞踊は19時半からです(この時点でほぼ全員が着席)。
ランタン打ち上げは20時半スタート、ツアーの解散は22時頃でした。※会場・ツアー会社によります
- コムローイ祭りの会場はどこ?
- ツアー会社によって異なります。
私が参加した時はチェンマイ市内より北東に2時間ほど車で移動した山奥でした。
Google mapで「The CAD Cultural Center Lanna」と表示される場所でした。
- コムローイ祭りのツアー予約はいつ頃するべき?
- チケットは争奪戦のため、行くのが決まり次第予約するのをおすすめします。
お祭りは11月ですが、5~7月には予約が望ましいです。
私はパンダバスの日本語ツアーに参加するのに5月半ばに申し込みました。
- コムローイ祭りの航空券はいつ予約すべき?
- 世界中から人が集まるのでチケット同様航空券も争奪戦です。
待っていても航空券の値段が下がることは考えにくいので、早めに予約する方が安全です。
目安としては7月頃には予約するのが望ましいです。
まとめ:コムローイ祭りは行く価値ある?


めちゃくちゃ行く価値あり!です!
チェンマイのコムローイ祭りは、間違いなく一生に一度は体験したい絶景イベントです。
何か月も前から事前に予約したり、チケット高額だったり、当日の空港混雑はえげつなくてげんなりしますが、本当に行ってよかったです。
タイで色んなところに行きましたが、想い出No.1かもしれません。
願いを込めたランタンが夜空に舞う瞬間は、ずっと忘れないだろうなぁと思うほど感動しました。
日本では絶対に体験できない、タイでももうすぐなくなってしまうかもしれない貴重なイベント。
気になったらぜひお早めに行かれることをおすすめします!
ぜひご自身の目でラプンツェルの世界のような夜空をお楽しみください。
訪れる際は事前のチケット予約を忘れずに!
それでは、またね👐
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