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タイには数多くの寺院がありますが、その中でも異彩を放つ「地獄寺」をご存知でしょうか?
タイ国内には「地獄寺」と呼ばれる天国と地獄の様子を表現したお寺が800もあるのだとか。
境内には極楽と地獄をリアルに再現した巨大な像や展示が並び、訪れる人に強烈なインパクトを与えます。
中でもバンコクから日帰りでアクセスできて、人気のあるのがワットパイロンウアです。
ただし、実は帰りの交通手段には注意が必要。
私は終バスを逃して帰宅難民になりました…。
本記事では、ワットパイロンウアへのアクセス方法、見どころ、そしてワットパイロンウアからの帰り方までをまとめました。

ワットパイロンウア行ってみたいな~
と考えているなら、事前に記事を見ていけば必ず役立つはず!
☟この記事を読めば以下のことがわかります。
- ワットパイロンウアの基本情報
- バンコクからワットパイロンウアへの行き方、帰り方
- ワットパイロンウアの見どころ、、まわり方
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☟クリックしたら気になる項目にひとっとび
2025年10月時点の公式サイト掲載情報です。ご来園される前に念のため公式サイトで料金・時間をご確認ください。為替レートは1バーツ=4.7円で換算しています。
はじめに:「地獄寺」と呼ばれるワットパイロンウアとは?


タイの寺院あきてきたな~
というあなたにおすすめ!
数ある寺院の中でも異彩を放つ「ワットパイロンウア(Wat Phai Rong Wua)」。
バンコク郊外・スパンブリー県に位置し、広大な敷地に数千体もの仏像や地獄をテーマにしたリアルな彫像が並びます。
境内には高さ26メートルを超える巨大な座仏像や、極楽と地獄を再現したエリアがあり、善行を積むことの大切さや悪行の恐ろしさを視覚的に訴えかけてきます。
タイの人は子供を連れてきて「悪いことをするとこんなに怖い地獄に落ちるよ」と教育するのだそう。
一見するとテーマパークのようですが、そこには「仏教の教えをわかりやすく伝える」という真剣な意図が込められています。
初めて訪れる人は、そのスケールと迫力に圧倒されるはず。
思っているより広いです。
ワットパイロンウアへのアクセス方法まとめ

ワットパイロンウアは、バンコク郊外のスパンブリー県に位置しており、バンコク中心部からは片道約100kmほど。
日帰りで訪れることも可能ですが、バスで行く場合は要注意!
- バンコクから車で約2時間。駐車場もあります。
- 自家用車もしくは1日タクシーをチャーター。
- Grabなどの配車アプリを使おうにも遠すぎてつかまりません。
- 運良くつかまっても、料金は片道1,500〜2,000バーツ程度と高め。
帰りに配車アプリ(Grab、Bolt)でタクシーを呼ぼうにも、移動距離が遠すぎてつかまりません。

圧倒的に安いのがバス!
- 出発地:バンコク南バスターミナル(サイ・タイ・マイ)
- バス番号:68番
- 所要時間:約2時間半〜3時間
- 料金:片道60バーツ
- 注意点:終バスの時間が早めなので、帰りの便を必ず確認しておくこと。
以下が私が2025年11月にバンコクからワットパイロンウアに行った際の体験談です。
バンコク南バスターミナル(サイ・タイ・マイ)からバスに乗れば、ワットパイロンウアの門の向かいの道路で降りることができます。
「サイ・タイ・マイ」にはMRT(地下鉄)の「Bang Wa(バンワー)駅」からタクシーで10分ほどで着きます。
着いたら左手のバスターミナルに行きます。

「サイ・タイ・マイ」に着いたら、オレンジ色のチケット売り場でワットパイロンウア行きのバスがどこにあるのか聞いてみてください。

バスの番号は68番です。真っ赤なバスです。
念のため、バスの運転手に「ワットパイロンウア行く?」と聞いてください。
優しい運転手なら降りるときに声をかけてくれるかも。

片道料金は60バーツですが、チケットはありません。
バスの中で徴収されます。
途中の道端で急にバスを停めて運転手が集金にきます。
ワットパイロンウアへの道中の真ん中くらいでしょうか。
バスは超安い!ですが、正直乗り心地はいまいちです。(笑)
赤い古めかしいバスは窓が全開でガタガタ言っていて、隣の話し声も聞こえないほどうるさいです。

時刻表はなく、ある程度集まったら出発します。
私が乗った時は10時半にサイ・タイ・マイを出ました。
右手に巨大な大仏の背中が見えてきたらそろそろ降りるころです。

バスにブザーはないし、どこで降りるのか分からないと思いますが、とりあえず席を立って「降りるよ」の意思表示をしておいてください。
運が良ければ、運転手が「ワットパイロンウア」と声をかけてくれます。
ワットパイロンウア前の向かいの道路に降ろされます。
これが門☟

ワットパイロンウアの見どころ・まわり方

ワットパイロンウアは、広大な敷地に数千体もの仏像や地獄をテーマにした展示が並ぶ、まさに“異世界”のような寺院です。
日帰りでバスで帰ろうと思っている場合は、滞在時間は2時間ほどしかありません。
効率よくまわるために、いくつかのエリアを押さえておくのがおすすめです。
- 巨大仏像エリア

境内のシンボルともいえるのが、高さ26メートルを超える巨大な座仏像。
遠くからでも目立ち、寺院のランドマーク的存在です。
周囲には立像や涅槃像もあり、写真スポットとしても人気。
なつっこい猫ちゃんもいました。

巨大大仏前の広場にも地獄みたいなオブジェが。
DV嫁とDV旦那…???


- 地獄ゾーン(グロすぎるので写真割愛)

「地獄寺」と呼ばれる所以がここ。
実は地獄ゾーンはほんの少しで、あとは綺麗な大仏や建築物が並ぶ極楽ゾーンです。
悪行を犯した人々が受ける罰をリアルに再現した像が並び、かなり衝撃的な光景です。
内臓をこじあけている人や、鬼に舌を抜かれている人、鍋でぐつぐつ煮られている人、鳥に体をついばまれている人、、、
めちゃくちゃグロイです。
一緒に行った友達は「おもしろい」と言っていましたが、私はおもしろい反面「うぇ~」と目をそらしたくなるほどでした。
観光客にとっては驚きの体験ですが、タイの人々にとっては仏教の教えを学ぶ場でもあります。
- 極楽ゾーン
マーケットから橋を渡ると右手に地獄エリアが広がります。

でも地獄は一角だけ。
あとは全部天国エリア、綺麗な寺院です。
草ボーボーの中で足を立てて座るカジュアルな大仏様。

真っ白に光り輝く寺院。

ここが1番綺麗でした!!!

サンクチュアリーオブトゥルースみたいな形の立派な寺院。

地獄ゾーンの隣にある、善行を積んだ人々が迎えられる極楽の世界を表現したエリア。
地獄との対比が鮮やかで、仏教の教えを視覚的に理解できます。
- その他の見どころ
ローカルの人が通うマーケットもあります。

主には干物。水は買えました。

また、園内には野良犬がたくさんいます。
噛まれないよう十分にご注意ください。
私は2回ほど本気で吠えられて走って逃げました。
犬地獄です。

以下がワットパイロンウアの全体図です。

- バスで行く場合地図上部の門が入口
- 上の入口から極楽ゾーン(①②④③) → 地獄ゾーン(⑧) → 巨大大仏(⑦)の順に回るとスムーズ
- 地獄エリアは⑧のみ、あとは天国エリア
- ③真っ白な寺院、⑦巨大大仏は特に綺麗なので必見!
- ⑨は入場に10バーツ必要。王宮みたいな建物です
- ④でタンブン(お参り)するとタイのお守り(プラクルアン)が無料でもらえました。もっといい白いプラクルアンは100バーツらしいです
- 敷地が広いため、最低でも1〜2時間は確保しておくと安心
- 写真映えスポットが多いので、カメラやスマホの充電は必須

ワットパイロンウアからの帰り方は?帰宅難民になった

ワットパイロンウアはバンコク郊外・スパンブリー県にあります。
行きは比較的スムーズにバスで行けますが、帰りの交通手段には注意が必要です。
帰りも公共バスを利用する場合、終バスの時間を逃すと帰宅難民になる可能性が高いのです。
- バス:スパンブリー発バンコク行きのバスが定期的に運行。行きと同じく68番のバス。ただし本数は限られており、終バスは15時ごろ。
- ミニバン(ロットゥー):ローカルの乗り合いバンがあり、バンコク中心部まで戻れるが、早めに乗らないと満席になりやすい。
- タクシー/配車アプリ:バンコクから遠すぎてGrabではつかまらない。つかまったとしても距離があるため料金は高め。
帰りは、行きにバスを降りた道路の向かい側の道路、お寺の門を出てすぐ右手にある小屋のバス停で待ちます。

バスの時刻表が貼ってあり、最終便は17:30とのこと。

はい、嘘です。
私は15:50にバス停につき、17:00過ぎまで待っていましたが来ませんでした。

え?バス来ない感じ??
さすがに焦り始め、配車アプリ(Grab/Bolt)を開くもバンコクまでも最寄りの駅までも遠すぎてつかまりません。
路線バスのアプリ「Via Bus」でも68番のバスはヒットしません。
1度だけソンテウが停車するも、満席かつ、学生さんらしき人がたくさん乗っていたのでスクールバスかも?と戸惑っているうちに発車。
あれ、あれ終バスだった…???(たぶん違う)
え、え、やばすぎる…
とバス停の中で立ってそわそわし始めたところで、ジモティーらしきおばちゃんに声をかけられました。

終バスは2時間前に終わったよ
…とのこと。
嘘でしょ???終わった、、、。
帰りのバスは15時が最終らしいです。
ただし、まったく時間に正確ではないので14時頃にはバス停で待っているのが望ましいです。
というか、正直自家用車もしくはタクシー1日チャーターで、帰りの手段を確保したうえで行かないと危ないと思います。
バス停のまわりは野良犬4匹がうろうろしており、タイ人のお店の人が犬に噛まれて足を引きずっていました。
ここで一夜を明かすのはやばすぎる、宿探すか…。
と思っていたところ、親切すぎるおばちゃんが帰り方を教えてくれました。
- バス:終バスは15時ごろに終わったので今日はない。
- ミニバン(ロットゥー):ローカルの乗り合いバンがあり、サイ・タイ・マイまで戻れる。ただし、ワットパイロンウア前は通らない。Lat Bua Luang(ラ―ト・ブア・ルアン)のロットゥー乗り場で待つ必要がある。
- Lat Bua Luang(ラ―ト・ブア・ルアン)のロットゥー乗り場までは車で20分ほど。無料で乗せていってあげるよ
無料でとの申し出は猛烈にお断りしたのですが、「大丈夫大丈夫」と言ってロットゥー乗り場まで送って行ってくれることに。
普通に考えると、知らない人の車に乗るのはだいぶ危ないと思います。
が、おばちゃんの家族(運転主は男性、助手席に奥さんと5歳くらいの女の子)っぽかったのと、雰囲気がやばくなかったので一か八か乗せてもらいました。
ロットゥー乗り場に無事到着。


「無料でいいよ~!代わりに記念に写真撮ろう」と言ってくれましたが、さすがにありがたすぎるのでチップを渡して写真を撮りました。

ロットゥー来るかな…
と待っていたのですが、、、
来るのは来るんです。ミニバンが。
タイ人は続々とミニバンに乗り込んでいくんですが、タイ文字が読めない私たちにはどれが乗っていい乗り物なのかが皆目見当もつきません。
ロットゥーだけでなく自家用車も待つ場所であるようで、運転手が声をかけてくれることもありません。
1回「サイ・タイ・マイに行くか聞いてみよう」とロットゥに近づいたところ、明らかに「は?」みたいな顔をされてひるんでしまいました…。
学生らしき人がたくさんだったのでスクールバスだったのだと思います。
そのあとも10~20分間隔でロットゥは止まるものの、行先がタイ語で書いてあって読めないのです。
躊躇なく乗り込まないとすぐ発車してしまいます。
結局、ロットゥー乗り場まで夫の車で迎えに来てもらうことになったのでロットゥーには乗りませんでした。
車を待っている間、来るロットゥーに書かれている文字を翻訳機で読み込んだところ、「バンコク」と書いてあるのがあったのでおそらくあれに乗ればサイ・タイ・マイに着きます。

17:20頃に小屋着、バンコクと書いたロットゥが現れたのが18:10頃だったと思います。
だけど、来るロットゥーはほぼつねに満席状態、乗れるかわかりません。
ちゃんと下調べをしてから行かなかったからだ…と猛反省しました。
夫には「危機感が足りない!!!」とこってり怒られました…。
迎えに来てくれた夫の車の運転手(タイ人)いわく、「日本人の女子2人で夜にいるなんてかなりやばいエリア。襲われても何も言えない」とのこと。
自分の肌感では、まだ夕方だったということもあり、そんなに危ない空気を感じなかったのですが、現地の人が言うならそうなんでしょう…。
個人的には人より野犬の方が身の危険を感じたのですが。
あとから聞いてゾッとした体験です。
車で帰っている途中、その付近の街灯はほとんどありませんでした。
これを読んでくれたあなたは帰宅難民にならないことを願います、、、
- 必ず15時頃の終バスに乗る!といってもいつ来るかわからないので、14時にはバス停で待つ
- そもそも公共交通機関で行かない。自家用車か、タクシーをチャーターして必ず帰りの足を確保しておく
ワットパイロンウアに行く時の注意点とQ&A

ワットパイロンウアは一見の価値があるおもしろい寺院ですが、郊外にあるため訪れる際にはいくつか注意点があります。
ここでは、よくある疑問と合わせてまとめました。
- 交通手段を事前に確認 公共バスの本数がかなり少なく、終バスを逃すと帰宅難民になる可能性あり。帰りの便は必ずチェック。
- 時間に余裕を持つ 敷地が広いため、2時間は必要。夕方以降は交通手段が限られるので早めの行動がおすすめ。
- 服装の注意 寺院なので露出の多い服は避け、軽装でも肩や膝を隠せるものが望ましい。
- 写真撮影のマナー 地獄ゾーンは衝撃的な展示が多いが、宗教的な意味合いがあるため敬意を持って撮影する。
- 水分補給 郊外で日差しが強いので、飲み物を持参すると安心。中でも水10バーツで売ってます。
- バンコクから日帰りで行ける?
- 可能です。片道約2〜3時間でアクセスできますが、帰りのバス時間に注意してください。バンコク南バスターミナル(サイ・タイ・マイ)から68番のバスに乗ります。
- 子ども連れでも大丈夫?
- 可能ですが、地獄ゾーンの展示はかなりリアルで怖いので、年齢によっては注意が必要です。お子さん泣いちゃうかも。
- 入場料はかかる?
- 基本的に無料で参拝できます。ただし白い王宮のような建物に入るには入場料10バーツがかかりました。本堂でお参りして20バーツ寄付したところ、無料でプルクルアン(タイのお守り)がもらえました。白いお守りは100バーツと押し売りされそうになりましたが逃亡。
- 食事はできる?
- 境内の中に地元の人が使うマーケットがあります。そこに屋台や売店があり、軽食や飲み物を購入可能です。
- ベストな訪問時間は?
- 午前〜午後早めがおすすめ。夕方以降は交通手段が限られるため、早めに動くと安心です。終バスは15時です。
まとめ:ワットパイロンウアは行く価値ある?

結論として

ワットパイロンウアは行く価値あり!です!
ほかの寺院とは違う体験をしたい人、タイ仏教文化を深く知りたい人、そして写真映えスポットを探している人にとって、必ず心に残る訪問になると思います。
ワットパイロンウアは、他の寺院では味わえない強烈なインパクトを体験できます。
これはたしかにNo.1地獄寺と言われるのもうなずけます。
地獄寺の衝撃はもちろん、天国エリアの寺院、巨大仏像や数千体の仏像群も圧巻の美しさです。
ただし、アクセスは少し不便で、公共交通機関の本数が限られているため、帰りの便を逃すと「帰宅難民」になるリスクもあるので十分にご注意を!
訪れるときは自家用車か車チャーターがおすすめです!
それでは、またね👐
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